ご挨拶
大会長 原田 耕平(札幌医科大学附属病院)
平素より日本CT技術学会の活動に対してご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
本学会は学術的な標準化やエビデンスを追求したCT技術研究の普及をベースに2012年に「CT技術研究会」として発足しました。その後、2014年に「CT技術学会」への改名、そして2017年12月に特定非営利活動法人日本CT技術学会の設立を実現しました。毎年紆余曲折を繰り返し、「CTの学会」として発展を遂げ現在に至っています。これも会員の皆様による温かいご支援の賜物であり、理事一同心より感謝申し上げます。
さて、学術大会も10回を数え、2023年、第11回学術大会をついに北の大地で行うこととなりました。本来ならば2020年7月に開催予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大の懸念からWeb開催となりました。しかし、北海道開催は全国の多くの会員の皆様から熱望されたこともあり、2023年、ついに実現することとなりました。さらに本大会から2日間開催(金曜午後、土曜日終日)が決定し、学会としての存在感も出てきたと思います。
本大会のスローガンは「繋ぐ、そして挑む」とさせていただきました。これまでのCT技術を現在、そして未来へと繋ぎ、新しい技術革新にむけて挑戦し続けよう!という想いを込めました。本大会もハイブリッド開催を予定してはいますが、コロナ渦を経験した我々はやはり現地開催でのディスカッションが学会を盛り上げることを痛感したのではないでしょうか?口述発表の枠を広げ、現地開催ならではのプログラムも考えております。特別講演には順天堂大学医学部附属病院順天堂医院の藤本進一郎先生をお招きしました。
7月の北海道は初夏の空気を感じさせる最高の季節です。是非、梅雨のない札幌で存分に研究発表、ディスカッションを行っていただき、ひいては個人、そして参加される皆様のスキルアップに大きく貢献できるような大会にできるよう邁進していきますので何卒よろしくお願い申し上げます。