大会長挨拶

第40回日本障害者歯科学会総会および学術大会

大会長 八若保孝

八若保孝

皆様こんにちは。

第40回日本障害者歯科学会総会および学術大会を担当します北海道大学大学院歯学研究院小児・障害者歯科学教室の八若保孝です。日本障害者歯科学会総会および学術大会を担当することは、当教室にとってとても光栄なことであり、大学、地方と交互に繋いできた記念すべき40回目のバトンパスをまた次の10年に繋いでいくという役割に対して、身が引き締まる思いでおります。

本大会は2023年11月10日(金)~12日(日)にロイトン札幌にて、「笑顔こぼれる明日へ -持続可能な社会とともに-」をテーマに開催いたします。障害のある方々が笑顔になるような環境を作り、そしてその環境がずっと続くように、を意図したテーマです。笑顔の要素として、歯・口(口元)は重要です。「笑顔になれる環境」と「健康な歯・口」の両方を実現していくことをベースに、このテーマを中心に今回の学術大会はいろいろな企画を考えています。特別講演、教育講演、シンポジウム、教育講座、市民公開講座、各種委員会企画、ランチョンセミナー、一般演題を中心に、鋭意準備中です。内容が確定したものから、随時、学術大会ホームページでお知らせいたします。

今回の学術大会は、現時点で完全対面での開催を予定しています。新型コロナウイルス感染症の世界的な拡散により、この2~3年は、中止から始まり、Web開催、そしてハイブリッド開催と本来の学術大会の形式をとることができませんでした。Webの使用により、皆様の活動の場で、学術大会に参加することができました。この点については、お忙しい皆様にとって利点となったと思います。しかし、会場で直接討論をして、熱い思いを熟成させることは、会場に臨場してはじめてできることと思います。その中で友人ができたり、新しい知識を獲得できたり、新たな視点が生まれたり、新しい協力体制が構築できたり、と学術大会ならではの貴重な経験を手に入れていただけると幸甚です。特にこれからを担う若い皆様に本来の学術大会を経験してほしいと思っております。そして、皆様が得たものが次につながっていくことと信じています。

11月の北海道は、冬の足音が聞こえてくるような寒さです。防寒を意識して参加してください。ただ、建物の中は、とても暖かいです。もしかすると北海道大学のイチョウ並木の黄色いトンネルに間に合うかもしれません。そして、秋から冬にかけての食材が堪能できます。特にこの時期の「鍋」は、とても美味しく、体があたたまります。ぜひ11月の札幌を満喫していただければと思います。

当教室および同門会が一丸となって大会を担当させていただきます。ぜひ皆様、自然豊かな北海道に足を運んでいただき、学会で勉強し、久しぶりにお会いする方たちと交流を深め、情報を集め、自然と美味を堪能していただければと願っております。

それでは、学会会場で皆様にお会いできることを楽しみにしております。

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