大会長挨拶
北川 善政 |
このたび、第36回日本歯科心身医学会総会・学術大会を担当させていただくことになりました。日本歯科心身医学会は、内田安信理事長が1986年に第1回総会を主催され、来年で36回目を迎える大変歴史のある学会です。本大会開催の機会を与えていただきました安彦善裕理事長をはじめ、役員の先生方、学会会員および関係各位の皆様に心より感謝申し上げます。学会は、2021年6月19日(土)・20日(日)の2日間、北海道大学 歯学部講堂にて開催させていただきます。北海道での開催は、安彦先生が第26回学術大会を2011年に開催されて以来10年ぶりとなります。本学会は他学会と併催が多かったのですが3年ぶりに単独開催という運びとなりました。
学会のテーマは「全身を視る 口腔を診る 心を看る」と致しました。本学会は「歯科領域の心身医療の発展をはかる」ことを目的とし歯科領域で唯一「心」に重点を置いておりますので、このテーマは的を射たものと自負しております。是非とも通常開催で幅広いテーマを取り上げて討論したいと考えております。
シンポジウムとして「口腔内科と心身医学〜from Psychosomatic Dentistry to Psychosomatic Oral Medicine〜」、「顎変形症患者おける心身医学的背景」(仮題)、「歯科インプラント診療における歯科心身医学的対応」(仮題)をそれぞれ企画しています。歯科領域の心身医療に興味を持っていらっしゃる開業医の先生方、若い先生の皆様にも非常に有意義なものになると確信しております。
教室員一同、充実した学会を目指して準備を進めてまいりますので、ぜひとも歯科心身に関わる多くの開業医の先生、病院歯科、大学病院の先生方はじめ、大学院、研修医の若い方々にお集まり頂き、活発な議論が交わされる大会になりますようご協力・ご支援を宜しくお願い申し上げます。
この時期の札幌は新緑に囲まれ清々しい時期で、グルメ、観光、スポーツに最高の季節です。初夏の札幌をお楽しみください。来年には新型コロナウイルスの感染拡大が収束し通常開催されることを切に願っております。